「実生在来種岡山100年茶園」地元のシンボル存続のために!自然農法プロジェクト

1.「実生在来種 岡山100年茶園」を存続させるため、原点に返り「自然農法」にチャレンジ!
2.「実生在来種」を活かすため、九州の奥地で作られていた「釜炒り茶」に挑戦!
3.ほうじ茶が大好きな方のために「雁がねほうじ茶(水出しもOK)」「ラテ用ほうじ茶」の商品化!

私たちは「実生在来種 岡山100年茶園」地元のシンボル存続のために、原点に返り、「 肥料・農薬には頼らず植物と土の本来持つ力を引き出す農業」である「自然農法」にチャレンジし、その茶葉を使ったお茶を商品化しようと思います。

五向園の自然農法プロジェクト

当園は、イノシシが走り回り野生のウサギやキジの出没する、岡山県の北にある自然豊かな真庭市美作落合の里山にあります。
品種化率(茶園における在来種以外の茶樹の割合)90%以上の時代、当園の品種化率は20%未満で、昭和10年以前に種から植えて育てた古木ともいえる実生(みしょう)在来種のままの茶樹を大事にし、お茶を作っています。
実生在来種(みしょうざいらいしゅ)とは、種から育てて増やしたもので、日本人が昔から味わってきたお茶です。その実生在来の茶園には、日本にお茶が伝わった平安時代より自然交配を繰り返し、同じものはひとつとしていない、さまざまな個性を持った茶樹が混在します。
一方、やぶきた種は、実生在来種の中から優れた茶樹を選び、挿し木で増やしたもので、現在では、品種化されたやぶきた種が主流です。栽培しやすく品質に優れ、水色、味、香りもよく、生産者にも消費者にも好まれるお茶です。
そんなやぶきた種に押され生産量は減少の一途をたどり、今となっては大変希少となったお茶の原点である実生在来種を、五向園では現在も大事に育てています。種から育つ実生在来種の茶樹の根は太く、地中深くまで伸ばすため、生命力が非常に強く樹齢が長い木になります。
当園の作付面積は稼働しているものが2ha少々で、9割が実生在来種、やぶきた種が20~30aです。
多肥になりがちと言われる昨今、五向園のお茶はむしろ薄肥で、夏の日照りや冬の雪にさらすなど自然に近い状態で栽培しています。
厳しい自然環境の中、大地にしっかりと根を張り、それぞれの個性を持った茶樹が作り出す、たくましくも爽やかな心和む田園風景を思わせるようなお茶 それが五向園のお茶です。

当園の一押し商品に「山の番茶(ほうじ茶)」があります。
番茶は、やぶきた種より在来種の方が、甘みが立ってすっきりと飲みやすく、在来種を中心とした当園の売れ筋商品です。2019年2月、東京のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」でのテスト販売でも好評でした。その後、9月16日からは常設となっています。
元々は、田舎の日常茶ではありますが、当園の番茶は、実生在来種の平番茶を鋳物の釜で焙じたものです。
美作地方の日干番茶と製法が異なり、生の茶葉を蒸して揉まずに乾燥(80%機械で乾燥後天日干し)をして保存し、その後必要に応じて鋳物の釜で焙じるという製法です。
リーフとティーバッグに入れたものがあります。
熱湯でいれることができ、煮出す必要はありません。煮出すとかえって香りが飛んでしまいますので急須で十分入れられます。そのため、手軽で香りがいいと評判です。
熱い湯で入れると香りが立つので、香りを楽しみたい方は熱いお茶を。
やかんで沸かしてそのまま自然冷却すると、独特の甘みが出てくるので冷めたお茶もおすすめです。
「山の番茶」としてリーフ、ティーパックとも番茶(ほうじ茶)のなじみの薄い関東での販売を目指しています。
さらに、今までのノウハウを活かして、お茶の栽培から製造加工販売まで一貫して行っているからこそできることがまだあると思います。

*マグボトルを持ち歩く方へ
雁がねほうじ茶
仕上げ加工をする時に出てくる茎茶(雁がね)を焙じたものです。
この「雁がねほうじ茶」は簡単に水出しもできるほうじ茶として、リーフ、ティーバック入りを考えています。
世間では飲み物があふれ、お茶を入れて飲むことが日常から薄れつつあります。
そんな中、ペットボトルが問題になりつつある現在、マグボトルを持ち歩くことを勧めたいと考えます。
最近は年間のうち3シーズンは冷たいお茶を飲むと言われています。
「お茶を沸かす」から「水でも出せるお茶」が注目されてきている今、お気に入りのおいしい水でも、手軽に出せるほうじ茶「雁がねほうじ茶」を商品化したいと思います。
テスト販売したところ、好評で水で十分出せて手軽でおいしいとのメッセージを頂きました。もちろん湯を注いで飲んでいただけます。

*岡山から「ほうじ茶ラテ」用茶葉
ラテ用ほうじ茶
今ブームの「ほうじ茶ラテ」が手軽に本格的に作れるように焙じた「ラテ用ほうじ茶」です。ミルクに負けない、しっかり味と香りがでるよう茶葉を選んで焙じたものです。リーフ、ティーバック入りを考えています。

*希少な実生在来種でつくる希少なお茶「釜炒り茶」
自然農法チャレンジ中の希少性の高い実生在来種の茶葉で、静岡や京都ではあまり作られていない「釜炒り茶」を作ってみたいと思います。初めて釜炒り茶に出会ったときの何とも言えない「釜香」が忘れられず、当園のお茶と釜でなんとか作ることはできないか、そんな気持ちで始めました。九州の奥地で作られていた自家用のお茶への挑戦です。年間どの時期にどのような茶葉で作るか、どのような温度でどのような製法で作るか模索していきます。

お茶を栽培から製造加工販売まで一貫して行ってきたからこそ、昭和初期からの茶園を守ってきたからこそ可能な挑戦だと思います。

1.夫婦二人では大変
自然農法にチャレンジしていくためにも欠かせないのが「自走式草刈機」です。
雑草を粉砕しながら刈っていくので、刈った雑草が土に戻りやすく、自然農法には必要だと考えます。

2.現在当園にある釜をいかして「釜炒り茶」を作るには
釜炒り茶を作る上でお茶を揉む工程を出来れば機械で行いたい。
当園の釜は手もみをするには大きすぎます。しかし当園にもともとある揉捻機は容量がさらに大きく、今回チャレンジする「釜炒り茶」には不向きです。そこで、小型の揉捻機(中古)を手に入れます。
今回手に入れる揉捻機(中古)です。これから調整していきます。

3.古い工場機械設備を大事に使い続けるために
当工場機械設備は古く、特に粗揉機の熱交換器には制御盤がなく、着火も火力調整も人の手で行っていました。しかし、メンテナンスもすでに不可能となり、今後製茶を続けていくためには熱交換器自体を入れ替えざるを得なくなりました。
今ある粗揉機の熱交換機です。不完全燃焼をしょっちゅう起こしメンテナンス不能となってしまいました。

他にも古い機械設備があり、メンテナンス費用がかさんでいるのが現状です。

今回のプロジェクトで得た皆様からの資金は「自走式草刈機」の購入と、工場機械設備のメンテナンス費用に充てさせていただきます。

私たちは、これからも実生在来種を中心に、「お茶の栽培製造加工販売を一貫して行う」ということを続けていきます。
そんな思いから、このプロジェクトをたちあげました。是非皆様からの応援をお願いしたいと思います。

ご挨拶

当園は、2ha以上ある茶園の管理を一人二人の手で行っています。
現在、いろんな方面で「在来」が見直されてきています。お茶においても実生の在来種は希少な存在です。この実生在来種を当園は守っていかなければいけないと考えています。
今まで、幸運にも自然に近い状態で栽培してきた約100年の実生在来種のお茶の良さをここで見直し、これからも、さらには自然農法(農薬や化学肥料に頼らない農法)を目指した方法で、この希少な実生在来種のお茶を守ることにチャレンジしたいと思います。
これ以上の放棄茶園を作りたくない、さらには放棄茶園を復活させることも視野にいれて、自然農法でのお茶作りをしていきたいという思いでいます。

当園主 難波 常平

リターンについて

【2,000円:陰ながら応援コース】お礼のメッセージ、山の番茶(在来種)ティーパック入り3g×10個1袋 
【3,000円:いろいろお試しほうじ茶コース】お礼のメッセージ、山の番茶(在来種)ティーパック入り3g×7個1袋、雁がねほうじ茶30g1袋、ラテ用ほうじ茶(在来種)ティーバック入り5g×5個1袋
【3,000円:「雁がねほうじ茶」単品コース】お礼のメッセージ、雁がねほうじ茶30g×3袋
【3,000円:「ラテ用ほうじ茶」単品コース】お礼のメッセージ、ラテ用ほうじ茶(在来種)ティーバック入り5g×5個2袋
【5,000円:五向園バラエティコース】お礼のメッセージ、山の番茶(在来種)リーフ30g×1袋、雁がねほうじ茶30g1袋、ラテ用ほうじ茶(在来種)ティーバック入り5g×5個1袋、実生在来種上煎茶50g缶入り1缶、2020年度釜炒り茶30g
【10,000円:お茶摘みお茶作り体験コース】
【10,000円:五向園スペシャルコース】
【10,000円:しっかり応援イベントコース】
【50,000円:事業者様向けコース】