ファンド内容

岡山県倉敷市にある有限会社くまは、江戸時代に建てられた町家や古民家を改装し、町家カフェを営んでいます。今回、ファンドの資金を使い、新たに同地区の古民家である商家「旧原田邸」を改装し、菓子工房に生まれ変わらせます。

ファンドの特徴

年間6万人が訪れる人気の町家カフェ

倉敷市の美観地区にある「三宅商店」は、江戸時代後期に建てられた町家で、戦前は日用雑貨・荒物屋として営まれていました。有限会社くまは、現代に入り空き家となってしまっていたこの「三宅商店」を改装し、2004年に町家カフェをオープンしました。「三宅商店」の名称はそのままにし、昔ながらの建物や歴史も大切にした空間が人気を呼び、今では年間6万人が来店する人気カフェとなっています。特に夏は開店から閉店まで満席の状態が続き、一日平均500人が訪れています。

地元の食材を使ったオリジナル商品を展開

有限会社くまでは、「三宅商店」と同じように町家や古民家を再生した飲食店を合計3店運営しています。それぞれの飲食店のパフェやケーキのトッピングで使用しているジャムを商品化し、「三宅商店カフェ工房」ブランドとして各店舗とオンラインストアで販売しています。地元の食材にこだわったオリジナル商品は高い評価を受け、有名食料品店はもちろんのこと、有名ファッション雑貨店でも取り扱われています。

倉敷の商家「旧原田邸」を菓子工房に再生

今回、本ファンドの資金を使い、「水辺のカフェ 三宅商店 酒津」から徒歩圏内にある明治23年頃に建てられた商家「旧原田邸」の長屋門を菓子工房へと改装します。 「旧原田邸」は、大正から昭和にかけて活躍した日本を代表するテニス選手である原田武一の生家です。有限会社くまは、その土地と建物を取得し、地元の食材の摘果桃を使い、ピクルスやジャム、ゼリー等を製造・販売するお菓子工房へと生まれ変わらせます。

ファンド対象事業内容

倉敷市にある有限会社くまは、江戸時代に建てられた町家や古民家を改装し、町家カフェを営んでいます。今回、ファンドの資金を使い、新たに同地区の古民家である商家「旧原田邸」を改装し、菓子工房に生まれ変わらせます。

募集金額 / 資金用途

一口金額:31,700円 / 募集総額:10,500,000円

項目金額
ジャム工房内装10,000,000円
予備費500,000円
合計1,050,000円

代表者メッセージ

みなさん、こんにちは。代表の辻信行です。

倉敷で私は「辻さん」ではなく、「三宅さん」「林さん」と呼ばれています。それは私が、倉敷美観地区の町家喫茶「三宅商店」の店主であり、衣食住の生活デザインマーケット「林源十郎商店」の代表であることからです。かつて、日用雑貨・荒物屋だった「三宅商店」をカフェに、1657年創業、薬種業を営んできた「林源十郎商店」をものづくりの複合商業施設に。いずれも建家だけでなく屋号もそのまま受け継ぎました。

実は今回のプロジェクト、みなさんに「原田さん」になって頂くプロジェクトです。手間暇やおせっかいな思いやりが必要ですが、地域社会の宝を、今を生きる人が支え、次世代に繋ぐ仕事です。倉敷市酒津の「旧原田邸」の長屋門を再生し、ジャムや焼き菓子を作る工房にします。ここは、倉敷美観地区でも利便性のある中心市街地でもありません。中心市街地「外」、地域そのものです。ここにも世代を繋いできた歴史・文化があり、水や緑といった身近な自然があります。

また、旧原田邸から歩いてすぐの場所には、弊社経営の水辺のカフェ「三宅商店」酒津もあります。旧原田邸は、代々続く商家。その先代の当主、原田武一さんは、戦前に世界で活躍されたテニスプレイヤーでパリオリンピック、ウィンブルドンなどの4大大会に何度も出場し、世界ランク7位になっています。デビスカップでは、当時世界ランク1位のラコステにも勝利しています。旧原田邸宅改修後の工房にも武一さんの写真を飾りたいと思います。

私は「三宅さん」「林さん」と呼ばれることを誇りに思います。三宅の人間でも林の人間でもありませんが、地域に於いても日本に於いても大切なものを次世代に「継ぐ」地域社会人としての仕事をさせてもらってるんだと。

みなさん、「原田さん」として、「継ぐ」プロジェクトぜひご一緒に!

有限会社くま 代表取締役 辻 信行

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