ファンド内容

桃太郎伝説の伝わる「備前一宮」にある板野酒造場は「あけぼの米」や「雄町米」などを使用し、酒造りを行っています。岡山でも有数のきき酒能力を武器に、日本酒に関連する豊富な商品ラインアップを展開しています。本ファンドでは、酒米を原料とした「飲むヨーグルト」製造設備費を募集します。

ファンドの特徴

酒処「吉備の国」の自慢の酒

吉備の国のお酒は万葉集にも登場し、その美味しさが歌われています。板野酒造場は万葉の時代から名醸地として名をはせた、吉備の国の中心地で酒造りを行っています。岡山県は旭川、吉井川、高梁川と豊富な水があり、板野酒造場では旭川水系の水を使用し、優しい味わいが表現できます。岡山県の地酒は中口から甘口のお酒が多いことで知られています。

酒通にも「おっ」と思わせる自信作

変化こそ常。消費者のアルコール離れが進む中で、アルコール飲料の需要が限界に近づきつつある中で、板野酒造場は新たにノンアルコール需要を取り組むべく、豊富な新商品を開発してきました。海外に新たな市場を求める酒造会社が多い中、地域コミュニティーを大切にしてきた板野酒造場は、未成年やアルコールの苦手な方も含めた国内の新たな市場開拓を目指します。

板野酒造場が新たに挑戦するのは、10年以上前から温めてきた企画である、酒米を使った「飲むヨーグルト」です。日本酒では生モトと言って、自然の乳酸菌を繁殖させてから酵母を増やす造り方が昔からありました。その乳酸菌をうまく活用できないかと思い、数年前から研究を続けています。

お酒を造るとき、大きいタンクに仕込む前に小さいタンクへ「モト」(酒母ともいう)を造ります。これをそのまま飲むとすっきりとした甘酸っぱさがあり、非常においしいです。この仕込んで数日たった酒母を使用し、酒蔵でしか味わえなかった濃厚な味を「ヨーグルト」として商品化を目指します。酒米を乳酸菌発酵させるため、牛乳アレルギーを持つ方でも安心して飲んでいただけるヨーグルトです。

原料には岡山県産の「あけぼの」を使用。飯米でありながら、酒米用としても多く用いられている岡山を代表する米を使用します。「あけぼの」は安定的に供給され、米質が柔らかく、低精米でも発酵するという特徴があるため、酒蔵スイーツに最適です。

お米本来の甘みを引き出し、酒母由来の甘酸っぱさを加えた、大人好みのすっきりとした後味の「飲むヨーグルト」をぜひみなさまにお楽しみいただいたと思います。

ファンド対象事業内容

営業者の行う事業全体の売上から分配します。

募集金額 / 資金用途

一口金額:21,600円 / 募集総額:5,240,000円

項目金額
設備購入費・原材料仕入代5,000,000円
予備費240,000円
合計5,240,000円

代表者メッセージ

板野酒造場は岡山県岡山市の西「備前一宮」で酒造りをしています。桃太郎伝説の元になった吉備津彦神社、吉備津神社や古墳などの見られる、歴史ある土地です。万葉集にも「吉備の酒・・」と詠われ、万葉の時代から名醸地として名をはせた吉備の国の中心地です。

酒造りは多くの工程があり、その一つ一つ大切にお酒を造ってまいりました。造り酒屋では酒造り期間中、納豆や、ヨーグルトは禁止。そのため私も仕込み中、どうしても便秘気味になります。そんな時、「昔から造り酒屋でも乳酸菌を使っているじゃないか」と「ハッ」と気づきました。「生もと」です。また仕込み中モトを造っているときに、味見をすると、甘酸っぱくて非常においしいのです。そんなわたくしの実体験もあり、甘酒ヨーグルトの研究開発に乗り出しました。

板野酒造場の日本酒と酒蔵の新しい味わいスイーツを研究開発し、多くのお客様へお届けしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

有限会社 板野酒造場 代表取締役 板野 雄一郎

投資家への特典

1口につき、あけぼの無濾過生原酒720mlを1本と新商品「飲むヨーグルト」(4,000円相当)をファンド期間中1回お送りいたします(発送時期について、生原酒を2017年3月ごろ、飲むヨーグルトを2019年5月ごろを予定しています。)。